炭火やきとり大将
〒794-0831 今治市八町東6-2-22
TEL 0898-25-0565
午後5時30分 ~午後11時 毎週日曜日定休

しまなみ海道開通頃に誕生
 国道196号線(旧バイパス)に面したホテルバリ・イン(旧ホテル・コスモ・オサム)の裏手にあるのが「炭火やきとり大将」だ。吉野家横から道なりに進むか、バイパスより1本北側にある農道を走れば、道の角に昔ながらの懐かしいやきとり店の佇まいを見せている。
 しまなみ海道の開通まもなくの頃にオープンしたが、ご主人が急の病で亡くなり、女将さんと子どもたちが店の切り盛りをするようになった。松山のやきとり店で修行した焼きの技術がしっかりと引き継がれている。
 店は、アットホームな雰囲気で、カウンターと小さな座敷がいくつかあり、お客さんたちが和気あいあいと世間話に興じている。温かい雰囲気のなか、串を片手にビールや酒が進む。
 オープンの時から備長炭を使い、新鮮な素材を厳選する。「お客さんに美味しいやきとりを食べてもらうんが、私らの仕事。主人が亡くなって一生懸命頑張ってきたけん、今の店があるんよ」と女将さん。

料理のレベルの高さにびっくり
 テーブルに「せんざんき」が置かれている。やさしい味わいのどこか懐かしい味。齧りつくと、モモ肉の旨味を含んだ肉汁が溢れ出してくる。この味に、思わず襟を正した。
 備長炭で焼き上がった「鳥ねぎ」と「きも」が出てきた。やさしくて深い味のタレがかかっている。「うちのタレはさらりとしていて、さっぱり味。やきとりは、肉の美味しさを楽しんでもらわな」と女将さん。
 今治のやきとりのタレは、甘みが強く、とろりとしたものが多い。さっぱり味のタレでも美味しいのは素材が新鮮な証拠でもある。続いて大根おろしとネギがたっぷり乗った「せせり」である。タレで焼いた「せせり」も登場し、塩で焼いた「ずり」と「手羽先」が続く。こりこりとした食感を楽しむ「ずり」、コラーゲンたっぷりの「手羽先」。どちらも素材の旨さを引き出す、抜群の焼き加減だ。
 鶏の心臓を焼いた「はつ」は、グミのような食感と独特の風味が美味しい。今治では、炭焼きの店であっても「皮」だけ鉄板で出てくる店が多い中、この店は炭焼き。今治風の「皮」の旨さとは、ひと味違う美味しさである。
 生姜の香りが際立つ「つくね」と薬研を使った「なんこつ」でひと通りのやきとりメニューが出終わったが、身体がまだまだやきとりを欲しがっている。「しいたけ」「れんこん」「ささみのしそ巻き」と注文した。
 どの串もそれぞれの素材を生かした逸品。郊外店ではあるものの、とても高いレベルを保っている。

盛り上げ隊のメンバーも絶賛
 今まで3年間近く、やきとり店を巡ってきたが、やきとりの話で盛り上がることは滅多にない。このことが、この店の美味しさを物語っている。
 世間話をしていると女将さんが富士柿を出してくれた。ほろ酔い気分の身体に、柿の美味しさが沁み渡る。「いやー、美味しいやきとりだったなあ」と誰かが呟いた。

お店紹介TOPに戻る
今治やきとり盛り上げ隊

お問い合わせはこちら