日本一宣言の基になった『やきとり天国』
久留米の「やきとり日本一フェスタ」。
室蘭やきとりのシンボルマーク

今治のやきとり日本一宣言
 平成11(1999)年、しまなみ海道の開通を前に、「今治やきとり」の歴史や人気メニューなどを掲載した『やきとり天国』という本(著者・土井中照)とブギ調の歌のCDが発売され、やきとりマップも無料配布されました。
 本に掲載された「やきとり日本一」をきっかけに、今治商店街連盟が「やきとり日本一宣言」のイベントを行なうと、「今治やきとり」は全国から注目を浴びるようになりました。この宣言は鶏肉のやきとりの日本一ということだったのですが、放送時間の限られるマスコミではそれが伝わりませんでした。(豚肉を使ったご当地やきとりは東松山や室蘭にあり、豚肉と鶏肉が混在する久留米では馬肉をつかったやきとりがあります)

日本一宣言の波及
 「やきとり日本一」の街として今治がフジテレビ系「めざましテレビ」で紹介されると、この番組を見ていた室蘭市の広報の方が「わが市が日本一だ」と宣言。広報で「やきとり日本一」の記事を掲載しました。二年後、久留米市のフリーペーパー「くるめすたいる」は、日本一を紙面で解説し、久留米市が「やきとりの街」であることをPR。当時、日本一の座だった東松山市は、やきとり日本一を声高に叫びませんでした。(『やきとり天国』では、東松山市が日本一だと掲載しています。今治市は、鶏肉を使ったやきとり日本一だと宣言したのです)
 どの自治体も、タウンページのやきとり店数を根拠としていますが、独自の道を歩んでいるのが長門市。市議会で「やきとり日本一」を提唱した根拠は独自の調査だといいます。

現在の今治とやきとり日本一
 今治市の「やきとり日本一」の座は、近隣の十二市町村が合併した新しい今治市の誕生で「鶏肉のやきとり日本一」という掛け声は、過去のものとなってしまいました。
 今治市では、旧市内にやきとり店が集中しているため、他の地域からの人口数が増えてしまうと、分母が大きくなり、一万人当たりの人口数が少なくなってしまうのです。
 平成25(2013)年の初めに行った調査では、一人当たりのやきとり店数日本一は、北海道の室蘭市でした。平成17(2009)年の調査では、一位が東松山市(埼玉県)で室蘭市が二位。ところが、今回の調査では東松山市のやきとり店数が大幅に減少したため、室蘭市が全国一位となりました。東松山市の人の予測では、タウンページの記載を「焼き鳥屋」から「居酒屋」に変えた店が多かったのではないかということです。

今治やきとり盛り上げ隊

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